太陽光発電のコストパフォーマンス!下がってきているって本当なの?

固定価格買取制度の影響で下がっている

太陽光発電が注目されてきたのは固定価格買取制度が定められたからです。固定価格買取制度とは国が電力会社を通じて太陽光発電などのクリーンな発電方法で生み出した電力を長期間にわたって一定の価格で買い取ってくれる制度です。その太陽光発電を始めて申請したときの買取価格が適用されるため、計画的に利益を得ることができる魅力があります。ただ、その金額が年々下方修正されていることから、新たに設置した太陽光発電のコストパフォーマンスは低下してしまっているのは事実です。2020年では家庭用の場合にはキロワットあたり21円まで下がっているので、新たに設置しても本当に利益になるのかがわからないくらいになってきています。

太陽光発電パネルの性能は向上している

ただ、気をつけなければならないのが太陽光発電パネルの性能が向上してきていることです。固定価格買取制度が始まった頃に比べると大幅に太陽光発電パネルの性能が上がり、耐久性も良くなってきました。価格も下がってきていることから、導入コストは下がり、利用できる期間も長くなっています。発電効率も向上しているので面積当たりの発電量も確保しやすくなっているのが実態です。そのため、全体として見るとコストパフォーマンスは低下気味ではあるものの、メリットが失われているわけではありません。以前よりも長期的な視野で運用していき、自宅に電力を供給する目的も持って太陽光発電を始めると導入してみて良かったと思えるようになるでしょう。

太陽光発電の価格はパネルを設置する敷地面積によって変動します。例えば個人の空き地等、比較的小さなスペースであれば価格は安くなりやすいです。